股関節形成不全③
1歳齢、秋田犬
起きてすぐに立ち上がろうとしたとき、後ろ足のがふらつく。また、おしっこのとき、片足を挙 げづらそうということで来院しました。
股関節の曲げ伸ばしをしたとき、痛みがあるのを確認しました。
整形外科学的検査等によって股 関節形成不全と診断し、手術を視野にいれ、とりあえず経過観察をすることになりました。しかし、翌月には病態の進行がみられ、三点骨盤骨切り術を実施することになりました。


今回の症例のレントゲン写真では、右の正常な股関節のレントゲン写真と大きな違いがなく比較的問題がないようにみえます。
しかし、実際には整形外科学的には股関節形成不全を示唆する「オルトラ二ーサイン」が陽性であり、痛みも生じ、日常生活に支障をきたしていたため、外科的治療の適応となりました。

このレントゲン写真は三点骨盤骨切り術(TPO)実施後、約4ヶ月経過したときのものです。
オルトラニーサインも消失し、股関節の亜脱臼および、痛みもなくなり、現在では運動にほとんど制限はありません。
非常に良好な経過をたどっています。
- 三点骨盤骨切り術(TPO)について