椎間板ヘルニア①
8歳5ヶ月、Mダックスフント
今朝は普通に歩いていたのに、夕方ぐらいから急に後ろ足を引きずって歩くようになって来院。


レントゲン写真では椎間板ヘルニアを確定付ける所見は得られなかったので、脊髄造影を実施。


赤マルで示した部分(第1-2腰椎間の右側)に脊髄神経の圧迫病変があることが確認できました。病変部位が確認できましたので、その部位を切開して、椎間板物質の摘出手術を実施しました。

模型で示すと、椎間板物質が脊髄神経を下から圧迫しているため、圧迫部位だけ、脊髄造影ではこのように黒く色が抜けたようなレントゲン写真として写る。


矢印で示した部分に白い椎間板物質が確認できました。
脊髄神経を圧迫しているのがわかります。


脊髄神経に触らないように少しずつ破片を吸引しつつ、
椎間板物質を除去していきます。


椎間板物質を除去したあとの写真です。
前の写真でみられた椎間板物質はなくなり、脊髄の圧迫は解除されました。

除去した椎間板物質

手術の次の日には後ろ足が動くようになり、除々に歩けるようになりました。
今回の症例は発見が早期で、脊髄神経の状態も正常だったため、回復も早く良好な経過をたどっています。
手術後1ヶ月
ほとんど正常な歩行が可能になりました。